3月、プロ野球のシーズンが開幕しました。去年のシーズン開幕はコロナの影響で3ヶ月延期され6月。しかも当初無観客での開催でした。今年は予定通りの日時で開幕。収容人数は大幅に減ってはいますが観客を入れての開催。野球ファンにはうれしい出来事です。西武線沿線、埼玉県所沢市にある埼玉西武ライオンズの本拠地、メットライフドームに行ってきました。メットライフドームのコラムは2018年10月以来2回目です。

リニューアルした外観。シルバーに溶け込むようなロゴが西武線特急ラビューを彷彿とさせます。(ラビューについては文末のリンクをご覧ください。)

エントランス入るとすぐに西武鉄道101系車両がお出迎え。方向幕には開幕の文字。

キッズ向けのアトラクションも登場しました。利用は大人子ども共に30分400円です。(休日)

3塁側入り口。去年まではゲートがあり、ここでチケットを見せる必要がありました。雨の日に行列ができると人は溜まるし傘は差しづらいしで体が濡れてしまうことも。今年からはスムーズに通れます。

メットライフドーム。入り口からバックネット裏側に登ってくるとこんな感じ。やっぱり球場は気持ちがいいです。

今年大きくリニューアルした外野席です。

こちら去年の外野席の様子。座席はなく芝生席とも呼ばれていました。去年はコロナ対応で席の間隔を開けるため青いテープが貼られていました。この芝生席、レジャーシートなどを敷いて足を伸ばせるメリットもありましたが、坂になっているので色々と面倒なことも。ペットボトルなどはコロコロと転がってしまっていました。

去年の様子、ライオンズの応援といえばフラッグ(旗)なのですが、こちらもコロナ対応でフラッグを使っての応援は禁止だったため拍手やツインスティックバット(写真参照)を使っての応援でした。

全席椅子が配置された今年の外野席。フラッグでの応援が帰ってきました。それでもマスク着用は必須、大声や合唱は自粛です。

外野席に新たに設置された座席。柔らかいクッション張りです。お尻が痛くなりにくく、気温が低い時期は暖かさを感じます。夏は肌に張りついてちょっと暑いかも。タオルなどを一枚敷くと快適に過ごせそうです。今年もコロナ対策のため座席を間引いて観客を入れています。

その他の席も少しご紹介。

こちらは立ち見エリア。ステンレスのカウンターにドリンクホルダーがついています。

メットライフドームは入り口からバックネット裏まで坂道になっていて立ち見エリアの足元も傾いています。3時間ほど坂道で立ちっぱなしになるので足腰に自信のある人向けです。

こちらはブルペンかぶりつきシート。ブルペンで投球準備をするピッチャーの様子を間近で見ることができます。

まさにかぶりつき状態。感染防止対策のアクリル板が設置されています。

大勢の観客、大合唱、ゲストを招いてのイベント、選手とのハイタッチ。2018年に書いたコラムを読み返すと懐かしさが込み上げてきます。当たり前だと思っていた日常は当たり前ではなかったと誰もが気づかされた1年を送っています。

それでも楽しい時間を過ごしてもらおうと、たくさんの人々が手探りで工夫をして取り組んでくれているのを球場で感じます。

試合終了後にはフィールドに入れるサービスも。かつてのようなイベントはありませんが、ライオンズファンもビジターファンも人工芝生の感触や記念撮影を楽しんでいます。

1回目の緊急事態宣言から1年。収容人数やマスクの着用などまだまだ制限はありますが、私にとって野球観戦はコロナ禍で数少ない楽しいイベントのひとつです。今シーズン、また続編が書けるくらい球場に足を運べるといいな。

さて、このコラムでも大変お世話になりました肥田先生が日芸を卒業され、またこのサイト「NUDN」を卒業されました。現在ではコラムを書いている本人が記事をアップしておりますが、当初は肥田先生に文章と写真を送り、レイアウトをしていただきサイトに上げていただくという形をとっておりました。何度も何度も締切を過ぎ、大変なお手間をかけてしました。本当にすみません。そしてありがとうございました。肥田先生、ご卒業おめでとうございます!

2021年4月8日

増子瑞穂

twitter.com/massykachan

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