人工知能9

人知を超えた脅威に、想定外があってはならない人工知能ロボット技術

天災、人災、どう備えるか?求められる想定内とすべきスペック(spec:仕様)

迫りくる恐怖に、立ち向かい受け止め工夫することで技術革新は生まれる

 

人工知能ロボットは、お年寄りなどが多い介護現場、人対応が困難な災害現場、重労働が伴う土木作業現場など多様性に富んだ活躍が期待されます。2020年には自動運転タクシーが東京で走るといわれ、お年寄りが多い過疎地などでも課題は多いものの期待が高まっています。また付加価値として早くから、しゃべる冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、エレベータなどありとあらゆるところでマイコンをカスタマイズしAI・人工知能として多用された商品が数多く、各業界、企業などで工夫され、消費者の生活を支えています。

 

太陽フレアは脅威か?恩恵か!

2012年7月23日のロンドンオリンピック開催時に、宇宙では大変なことが起きていたそうです(NASA発表)。過去150年間で最も強力な太陽表面爆発=太陽フレアは、磁気嵐とも太陽風とも言われる驚異的なエネルギーが、幸いにも地球方面ではない、宇宙に拡散されたと。もし地球に降り注いでいたら人体に及ぼす影響は未確認でありながら脅威であり、また生命誕生の引き金になったのではの仮説や、悪影響としては電源喪失の停電など、実際に1989年カナダで9時間の停電が発生し、600万人に影響が出たそうです。

(今後の10年間に同程度のフレアが地球を襲う確率は12%と推定!WIKIより)

 

ガラケー、スマホ、電子機器が使えなくなる!

想像してみてください!命の次に大事だとされ分身とまで称されるウェアラブル端末のガラケーやスマホ。メモ(記憶)されている取引先、知り合い、家族、カレシやカノジョなどの電話番号や住所録、お財布ケイタイなどのパスワードや個人情報、電池切れになれば仕事もプライベートも滅茶苦茶な事態になります。ポケモンGOで電池切れが続出より、もっと深刻な事態が想定されます。

 

電源が必要な製品や電子機器で溢れる現代の落とし穴

・リストウォッチはテレビの上に置くと誤作動した時期が過去にありました

・一部のキャッシュカードは静電気などで磁気テープの読み取り不能だったり

21世紀の電子機器時代には

・電車などの優先席付近での使用を控え、マナーモードにしたり!

・病院では電子機器の電源を切るようにいわれたり

・心臓ペースメーカー利用者はガラケーやスマホを胸ポケットなどに入れないようにしたり!

電子機器によって、あらゆる生活場面が便利になった反面、時代の進歩、便利さは、電源喪失の事態に脆弱(ぜいじゃく)です。

「まさか!そんなつもりで遣われるとは想いもしないで創りました!?」

想定外の使用や許容、理解を超えた事態をスペック(仕様)化し織り込み済にすべきAI・人工知能開発でなければ安心安全は夢物語?

 

地球規模で発生しているスーパーセルや台風・サイクロン・ハリケーンによる豪雨や竜巻、洪水、乾燥による自然発火の森林火災や山火事による送電線焼失、通信遮断、家屋の焼失、電源喪失などの甚大な被害がでる天災。人類は、宇宙の摂理と相似の自然に逆らい、傲慢にも自然を制したと想えたオゴリの時代を経て、何時起きてもおかしくない、自然への畏敬の念を呼び覚ます、太陽フレアの脅威で致命的な文明の後退を余儀なくされることを学べるはずで、想定される情報である以上、想定内とし仕様対応を工夫すべきです。

 

太陽フレアには人体への計り知れないダメージや電子機器への甚大は被害が想定される一方で、恩恵とまでは言えないかもしれませんが、人類誕生の奇跡ともいえる突然変異をも引き起こす可能性を指摘する科学者もいるそうです。人類の汚点である戦争兵器は許しがたい、あってはならない人災でマイナス要素しかありません。仮に戦勝国となっても敗戦国側の怨念や禍根は、後世まで引きずり平和への糸口にはならないと多くの先人たちは語っています。歴史は繰り返すことを歴史から学ぶべきです。100年前を調べると似た世界情勢が見えてきます。

 

電子機器の無力化が目的の高高度核爆発によるEMP発生は人災兵器!

核兵器が使用される映画で車などを含む電子機器がブラックアウトするシーンは、高高度核爆発によるEMP=電磁衝撃波発生によって引き起こされる被害・ダメージとして劇的に描かれています。

自然のエネルギーである太陽フレアの磁気嵐を人為的に引き起こす兵器であるというべきもので許しがたい人災兵器です。(究極の攻撃型核兵器の一つ)

太陽フレアやEMP発生時には、ガラケーやスマホのLINEなどの中断ならまだしも、都市機能マヒから国家存亡の危機、さらには母なる地球全体への大変動、人類文明の後退のカタストロフィが想定されます。AI・人工知能ロボットが介護現場で患者を持ち上げていたら、重篤患者の手術中であったら、自動運転タクシー乗車中に起きたら、AIロボットの不具合・動作異常・凶器化の二次災害を引き起こしかねません。

太陽フレアやEMPによる世界中での電源喪失!でも不測の事態・想定外は許されません!情報として認識できる以上、対策をスペック化し標準装備すべきではないでしょうか。

AI・人工知能に携わる開発者、技術者は、人災と天災を想定外、不測の事態とせず、オーバースペック・過剰品質ではなく標準装備として想定内とすることが強く求められます。 (01.Oct.2016)

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