夏休みまっただ中です。日中、あちらこちらで小学生の姿を見かけます。
平成27年に施行された改正道路交通法。自転車のルールが厳しくなりました。小学校からの夏休みプリントにも「自転車に乗るときは改正道交法を守りましょう」という注意喚起が。
夏休みを前に小学4年生の息子が学校で自転車講習を受講しました。体育館に集まり、ダンディ坂野(ゲッツ!)出演の自転車講習ビデオを見たあとペーパーテストを受け、最後に校庭で自転車実技という流れ。ペーパーテストと実技をクリアすると免許証がもらえます。(有効期限は小学校卒業までですが、法的な効力は特にありません)。
私も知らなかったことがチラホラ。1本線の路側帯は自転車通行可能だけれど、2本線の歩行者用路側帯は自転車NGとか。これまで気にもしてませんでした。

「歩道走行のモヤモヤ」
さて、自転車は軽車両なので車道では左側を走る。路側帯でも同じく左側通行。右側通行は禁止、逆走です。だいぶ浸透してきた感じはします。(ときどき逆走しているお年寄りを見かけますが、どう周知していったらいいのでしょうね。認知症の問題もありますし…。)
では、歩道は?歩道を自転車が通行していいのは、自転車通行可の標識がある、13歳未満70歳以上の人、体の不自由な人、交通量が多くやむをえないとき。(←アバウト)都心は特に交通量が多いので、自転車の歩道通行は可能であることが多い。通行する場合は車道寄りを通り、あくまで徐行です、徐行。
車道や路側帯に関しては自転車は左側通行ですが、歩道の右側通行は今のところ認められています。なぜなんでしょうね。
車道で左側を走ってる時に正面から自転車が来るのはもうありえない話しなのですが、歩道ではあり得る。
徐行だから、なのでしょうか。右側の歩道歩いてる時に前からの自転車に気をつけることはできても、後ろからの自転車には注意できない。それも決して徐行ではないスピードであることがしばしば。これはコワイですよ。
車道や路側帯は左側通行だけれど、歩道は両通行可能、でも徐行。子どもにはなかなか伝わりにくいです。ルール作りが発展途上だと感じます。

「二人乗りのモヤモヤ」
二人乗りは当然禁止行為です。ただ16歳以上の運転者が6歳未満の幼児を、幼児用座席を設けた自転車に一人乗せるのはOK。あるいは3人乗り専用の自転車に6歳未満を2人乗せるのはOKです。
6歳未満とは。保育園や幼稚園の年長さんの年、もうすぐ小学生の年です。年長の4月に6歳になる子どももいれば、小学校に入学する直前の3月に6歳になる子どももいます。6歳になったら、6歳未満ではなくなり。(6歳以下は6歳も入る。ややこしい未満と以下の違いです)。二人乗りや三人乗り自転車に乗せることはダメ、になります。
「6歳の誕生日おめでとう!はい、今日から自転車の後ろは乗らないでおこうねー」とはならないものです。
昨日まで保育園や幼稚園に自転車で送り迎えしていたのに、6歳の誕生日を迎えたとたん徒歩で、とはいかないですよね。毎日の生活パターンがあります。
(ちなみに保育園にずっと自転車に乗せて通えるのは4月1日生まれのお子さんだけです。年長さんの3月31日まで5歳です)。
なぜ年齢で区切るのでしょう。生活に密接に関わっているものは学年で区切ってほしい。電車の運賃が発生するのも小学生からです。
保育園や幼稚園でも注意喚起はするものの、6歳になったお子さんは自転車に乗せて登園しないでくださいと強くは言えないかと。でも、事故が起こった時の保険の適用が変わってくるのかなと想像します。

夏休み、毎日あちこちで子ども達の高らかな声が聞こえます。事故なく楽しく過ごせますように。 この夏といえば、自転車に乗りながらのポケモンGOも、もちろんNGですよ。

2016年7月31日
増子瑞穂
twitter.com/massykachan

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●事故のない楽しい夏休みを!

 

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