先日友人からベビーカーを譲り受けました。A型B型兼用タイプです。子供の腰がすわりB型タイプに乗れるようになるまで我慢しよう、と思っていただけに喜びもひとしおです。
それにしても楽ですね。抱っこひもにも段差を気にする事なくどこでも気軽に行けるという利点はあるのですが、日に日に重くなる我が子、毎日の使用は辛くなってきました。
肩の痛みもピークに達した頃やってきたベビーカー。いまはバギーやストローラーと呼ぶそうですね。おしゃれ。スーパーへの買い物やお散歩はベビーカーで、バスを利用するときや雨の日は抱っこひもで、と使い分けています。
ベビーカーを使うようになってからエレベーターを利用する事が多くなりました。(ベビーカーで階段やエスカレーターは危ないですからね。)ふと、以前取材した方の話を思い出しました。
「まず、金魚鉢のような入れ物を思い浮かべてください。そこにコブシぐらいのゴツゴツした岩を入れます。次にもう少し小さい石を入れます。まだ隙間があるので今度は砂利を入れます。もうこれ以上入らないと思ったら、最後に金魚鉢の口ぎりぎりまで砂を入れます。もう入らないと思うでしょう?いえいえ、まだ入ります。水を入れるのです。これは何を意味しているか解りますか。もう入らないと思ってもあきらめるな?いえ違います。大きいものから入れなさいということです。最初に砂や水を入れてしまったら、岩は入らなくなってしまいますよね。」
物事は大きなことから取り組んだほうがよいというたとえ話ですが、私はエレベーターに乗る時にこの話を思い出すのです。岩は車いすや体の不自由な人、お年寄り、ベビーカーなど。エレベーターにまず乗せるべき人たちを意味していると思うのです。
エスカレーターや階段を利用できる人が、われ先にとエレベーターに乗り込む姿をよく見かけます。そんなとき周りを見わたして、少し考えてみてほしいのです。周りの状況から自分は岩なのか、石なのか、砂なのか。
もし自分が砂や水だと思ったら後からでもすんなり入ってしまうのです。最後に岩を入れようとしてもなかなか入りません。エレベーターの「ブーッ」という重量オーバーの音、いやですよね。でもそうそう簡単には鳴りません。あせらなくても大きい方から入れれば、みんな乗れる事のほうが多いと思うのですよ。

遅くなりましたがマッシー通信、今年もどうぞよろしくお願いします。

2007.1.27
増子瑞穂

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