●熱が下がって食欲も出てきたころ。よかった。

インフルエンザが猛威をふるっていますね。息子の小学校では12月始めに学級閉鎖、学年閉鎖が相次ぎました。
今年の流行は早かったです。住んでいる自治体では、昨シーズン学級閉鎖のピークは今年1月下旬。今シーズンは1ヶ月半も早く流行がやってきました。

我が家では毎年、家族全員インフルエンザの予防接種をしているのですが、今年は息子と娘の予防接種が間に合わず。
予防接種前に息子が感染、発症しました。とはいえ、予防接種をしていてもかかるときはかかるのですが。
12月最初の日曜日発熱。元気そうですが熱を測ると40度近い。大人が40度だとフラフラなのに、子供はすごいです。
その夜。息子と私は1階に、娘と夫は2階にそれぞれ分かれて就寝。インフルエンザの家族内感染を最小限に抑えるためです。
私と夫は予防接種を済ませてからあまり日が経ってなく、免疫がついているかどうか微妙なところでした。
息子は、以前もインフルエンザにかかったことがあります。そのときは予防接種をした上での感染でした。
発症した日は高熱で辛そうでしたが、抗インフルエンザ薬を服用すると熱はすんなり下がりました。そのときは。

今回は様子がかなり違いました。
発熱当日夜。明朝の小児科受診を予定し、頭を冷やしながら就寝。氷枕が高熱ですぐにぬるくなるため、こまめに取り替えます。
息子の様子を見ながら、私もうつらうつらしていた、深夜1時頃。息子が突然飛び起き、一点を見つめて怯えた様子で泣いています。
何やら怖いものが見えるよう。そういえば子どもの頃、高い熱を出して怖い夢を見た記憶があります。
怯えていると思ったら、今度は部屋中を落ち着きなく動き回っています。何かを探しているよう。そして、また怯える。の繰り返し。
「大丈夫だよ、大丈夫だよ」と体をさすっても、いっこうに収まる気配はありません。
すると突然、「横浜に行ってくる!」と玄関を飛び出そうとしました。
(え!電車動いてないし!つか、何しに!?)
息子は2年生の割に体が大きいし、力も結構強い。外に出て行こうとするのを抑えるのがやっとです。
玄関先で息子を抑えながら、2階で娘と寝ている夫を大声で呼びました。ご近所さんは何事かと思ったことでしょう。
夫と何とか取り押さえ、再び就寝。玄関にはしっかりチェーンをかけました。

翌朝、小児科を受診。熱は36度台に下がっています。それでもやはり検査の結果、インフルエンザAに感染していました。
昨夜の出来事を小児科の先生に話すと、インフルエンザの熱でよくあることらしいです。
以前、子どもが抗インフルエンザ薬のタミフルを服用して異常行動を起こした事例が報道されました。
しかし、薬の服用あるなしにかかわらず、インフルエンザの熱では見られる症状らしい。特に夜は目を離さないようにと言われました。
受診後、抗インフルエンザ薬のイナビルを服用。口から吸うタイプの薬です。吸うのも一回のみ。これで治療はおわり。
あとは熱が下がって、感染力が弱まるまで5日ほど自宅療養です。熱が下がっているときは食欲もあります。

イナビルを服用したその夜。また発熱、再び息子に異変が。
いきなり飛び起き、服に着替えようとしています。そして、わけの分からないことを言いながら部屋中をグルグルと走り回る。
玄関にはあらかじめチェーンをかけてあります。もう、ボーッと様子を見ているしかありません。
息子は一生このままなのではないだろうか。漠然とした不安を感じました。夫が息子をおんぶし、寝かしつけ。赤ちゃんのころのようです。

発熱から3日たってようやく夜も平熱で過ごすことができました。あの異常行動もなく朝まで寝られました。
私もマスク、手洗いうがいで、感染しませんでした。
その週末、衆議院選挙自民党本部での中継仕事があったのですが、無事に行くことができました。
一週間近く息子と二人自宅引きこもりの看病生活から、マスコミぎっしり満員電車状態の自民党本部へ。すごい落差です。
翌週、看病も仕事も無事に終わったことで気が緩んだのか、鼻風邪をひきました。長引きました。年末にして鼻水はようやく治まってきました。
小学校の学年閉鎖も解除され、息子も無事学校に通いはじめましたが、入学してから休んだことがなかったのでちょっと残念そうでした。
後からわかったことですが、インフルエンザによるお休みは、いわゆる欠席にはならないんですね。出席停止扱い。
そんなわけで、終業式の日「2学期休まずに来られました賞状」を貰って嬉しそうでした。

インフルエンザの予防接種や抗インフルエンザ薬の必要性など、ネット上でも賛否あります。
しかし、これだけは確実に言えます。
インフルエンザと思われる熱が出たら、絶対に子どもを一人で寝かせてはいけません。
玄関を飛び出したり、窓から飛び降りたりするおそれがあります。
小学生にもなれば、自分の部屋で一人で寝ている子どもも多いでしょう。
でも、熱が高いときは一人にしないでください。
そして、自分もインフルエンザの恐れがあるときは、誰か応援を呼びましょう。
今回は私が元気でしたし、夫もいたため、大事には至りませんでした。
これが、自分自身もインフルエンザで、ほかに大人がいなくて、子どもの異常行動に気づけなかったとしたら。
私が寝込んでいるうちに、外に飛び出してしまったとしたら。高い窓から飛び降りてしまったとしたら。ゾッとします。
お正月、インフルエンザにかかってしまい、自宅で過ごす方も多いようです。
どうぞ、大事になさってください。お子さんがインフルエンザの方、どうぞ気をつけてあげてください。

2014年もマッシー通信をご覧頂きありがとうございました。
2015年もどうぞよろしくお願いいたします。


●塀に布団を干し、毎日この風景だけ見てました…。


●衆院選自民党本部にて。新年もよろしくお願いします。

2014年12月31日
増子瑞穂
twitter.com/massykachan

インフルエンザメモ
○インフルエンザは薬を服用しなくても熱が下がることがある。熱が下がったからインフルエンザではないと思い込んで外出し、感染を広げてしまうおそれがある。
○インフルエンザ薬を服用しているいないにかかわらず、インフルエンザの熱は異常行動を起こすことがある。

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