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増子瑞穂さんの「キャスター・マッシー通信」連載 - 43(5/30/2007)

「チャイルドマウス」

 息子は8ヶ月を過ぎ、ハイハイやつかまり立ちなど、動きが活発になってきました。
興味があるものに手を伸ばし、いろんなおもちゃで遊んでいます。少しずつ知恵がついてきているのを感じる日々です。この時期の赤ちゃんは、興味があるものや手に触れたものは何でも口に入れる習性があります。意外に大きい赤ちゃんの口。思いもよらないものを口に入れ、ヒヤッとすることがあります。

 0歳児のアクシデントで多いのが誤飲事故です。中でも多いのはタバコを飲み込んでしまう事故ですが、タバコを吸う人がいない家庭でも思わぬものを飲み込んでしまうおそれがあります。この誤飲事故を防ぐために「チャイルドマウス」というものがあります。
子どもの口の大きさの目安、直径39ミリの円筒で、これを通る大きさのものは赤ちゃんが誤って飲み込んでしまうおそれがあります。この大きさ、結構色んなものが入ってしまうのですよ。

 アメ、ボタン、クギやネジ、クリップ、電池、500円硬貨もすっぽり入ってしまいます。500円が入るなら100円や10円硬貨ももちろん。皆さん今、身の周りを見渡してみてください。直径39ミリ以下のモノで溢れていると思います。子育て中はこれらのものを全て赤ちゃんの手の届かないところへ置く必要があります。おかげでこれまでの人生でなかなかできなかった「使ったらすぐ片づける」も身につきました。
このことから0歳児のおもちゃは子どもの口に入らない大きさで作られています。細かな部品のついたおもちゃはもう少し大きくなるまでおあずけ。しかし、月齢のもっと大きな兄弟が、誤って赤ちゃんにあたえてしまうことも多いそうです。子どもが一人でも大変なのに、二人、三人ともなってくるとますます目が離せませんね。

 それにしても子どもは、大人がおもちゃだとは思わないもので遊びます。現在、息子のお気に入りはカラのペットボトル。思う存分かじってみたり、コロコロ転がっていくのをハイハイで追いかけたり、完全に自分の世界です。注意しなければならないのは、ペットボトルのキャップを絶対にとれないようにすること。キャップもチャイルドマウスにすっぽりはいるモノなのです。
月齢が上がるとともに、興味のあるモノも、起こりやすい事故も変わっていきます。成長の喜びと危険の防止。昨日とは違う毎日です。

※直径32ミリのチャイルドマウスもありますが、より安全性の高い39ミリの方を紹介しました。

2007.5.28
増子瑞穂

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● チャイルドマウス

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● 赤ちゃんはなぜペットボトルが楽しいのでしょうね