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コラム「創造力の根っこ」VoL.91(03/11/2016)

「工夫(device)の究極・アートする人工知能(AI)」  
                                  
鈴木淳平

アートする人工知能、論理的には可能であり開発も進んでいるようです
人は人工知能が「思いを具現化する」意志をもつことを許せるだろうか?
人工知能が日々学び発想力を養い表現手段をもつことへの賛否
人工知能開発の根っこにある〈思い〉は、意外なところにヒントと答えがある


人工知能が意志を持つことへのアレルギー反応として〈オニの原理(想像力の根っこ82参照)〉や、不可抗力の太陽フレア、人為的な電磁波攻撃などで起こる機能停止や誤作動を危惧する人がいる、一方で人間に近い能力を求め介護現場での〈癒し〉、重労働、人の手には負えない危険な工事現場や事故現場での活躍を期待し人工知能の無限の可能性を信じ追い求めたいと思う人もいる、人工知能の現実の課題に直面すると、表裏一体のコインを感じます。
人工知能開発者の〈思い〉が純粋に性善説であると信じ、アートする人工知能の表現力、作品を鑑賞したいものです。

ノーベル文学賞と人工知能
『風に吹かれて(1963年5月にリリース)』など、プロテストソングの先駆者として有名な日本ではシンガーソングライターとして知られる米国の詩人がノーベル文学賞を受賞(10月13日)。話題の主、ボブ・ディランは受賞発表から音沙汰ないまま10月末になって受賞を歓び、授賞式に出席する意向を明らかにしました。文学賞にふさわしいのか?と言う日本の一部のマスコミ、テレビ関係者もいました。この流れを予測、希望的観測を付け加えれば、「We Are The World(1985年リリース)」の作詞作曲者の故マイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチーに受賞の期待が膨らみます。(受賞者は存命が条件らしいのでM・ジャクソンは残念です)やがて人工知能作詞作曲の世界的なヒット曲が生まれノーベル賞にノミネートされる日が来るか、あるいはノーベル賞の新ジャンル賞が設けられるかもしれません。またはアジアを基軸に中国が新しい賞で世界をリードするようになるのかもしれません。(中国はノーベル賞に対抗した賞を新設)

日にちが前後しますが、次のようなニュース報道がありました。
ソニーコンピュータサイエンス研究所は先月19日、人工知能を使ってビートルズ風のポップソング「Daddy's Car」を作曲したと発表
(TOKYO MX1TV 10月11日8:05amに「モーニングCROSS」で放送)
「厳密には、人工知能だけの力ではなく人である作曲家がAIソフトを操作し作曲させ作詞は人間が付けた」、というニュースにスタジオでは芸術活動をするコメンテーターの少しほっとした様子が逆に危機感を裏付けていました。
番組内の〈みんなの意識調査〉ではリモコンを使ったリアルタイムな投票の結果、 人工知能は創造性を獲得できると思う?の問いに、思うが1002票、思わないが510票でした。3分の2の視聴者が人工知能は創造性を持てるに回答した結果を観ても人工知能に対する無限の可能性を示唆している印象が残ります。
人工知能は作詞作曲できるか?
ノーベル文学賞を人工知能が受賞する日は来るのか?人間に与えられる賞なので当面はないはずですが、その人工知能を創った人・組織が受賞する可能性は残っているのではと想いたいものです。現実的にはまだ先の話のように感じますが人工知能が作詞作曲した音楽が世界ヒットチャート1位になる日もそう遠くはない将来にありそうな氣がします。この分野で日々悪戦苦闘する開発者はどこに問題が有り、何を解決すればよいのか氣付いているはずでしょう。

マンガ、アニメが人工知能開発をリードする
マンガ、アニメ、映画などで人工知能は既成事実化しエピソードや、時代設定、未来の時代考証で見かける光景です。現実の世界にあってマンガ、アニメ、映画の方が、リアルな人工知能開発よりも先を行っている感じですし、そこに大きなヒントと答えを感じている人も多いのではと思います。
『鉄腕アトム』が、子どもの頃のあこがれで科学者になった人!
『月世界旅行』を読み科学者になりロケットの父と呼ばれた人!
『機動戦士ガンダム』にインスパイアされモビルスーツを造ろうとしている人!
TVドラマは、マンガ原作でリスクヘッジで、花盛り!
映画は、マンガ原作のヒットを見逃さず!マンガを絵コンテにして映像化!
科学は、マンガ原作のロボットなどの未来志向をリアルな世界に具現化!
みんなに読まれ観られ支持されるマンガ・アニメだからこそ、そこに不変の人工知能ロボットのあるべき姿を見ることができます。
人工知能の進出する分野は無限?
ミケランジェロの画風にそっくりな絵を人工知能が描いたニュースや動物のゾウが長い鼻で筆を握りアヴァンギャルドな絵を描いたり、人よりも人以外に関心が集まるような報道が視聴率を稼いでいるようです。
マンガがノーベル賞を受賞する日は、そう遠くはないかもしれません。
ノーベル賞よりも高額な中国の賞を取るか、楽しみな未来が待ってるかもです。
「MoMA(ニューヨーク近代美術館)」に、絵文字を収蔵
ニューヨーク近代美術館は26日、ケイタイ、スマホやSNSで使われる〈絵文字〉176種類を美術作品としてコレクションに加えたと発表12月10日から展示。
(TOKYO MX1TV10月28日放送、『バラ色ダンディ・今夜は寝れナイン』の報道第3位で「時事ドットコム」の記事紹介より抜粋)
次は人工知能が創った絵文字が世界的な文字へと進化し世界共通言語化される日が来るかもしれません。人工知能の可能性はアートを含め無限に広がり人が人である本来の意味・本質が、問われるようになるのかもしれません。




























































 

中国の賞:   設立 賞金額 世界文明賞2016約2億6500万円 未来科学賞2016約1億300万円 孔子平和賞2016数百万〜1億円強 邵逸夫賞  2016約1億2300万円 ノーベル賞 1901約9500万円 ネット:10月8日、産経ニュースより