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コラム創造力の根っこ」VoL.18(10/02/2010)

                      鈴木淳平(株式会社ジェダイ代表)

「点」の不思議、象徴されたマークの秘密(2)

 太陽の光と熱は、人類が定めた時間概念を超える普遍的な、脅威と恩恵をわれわれが住む地球に注いでいます。(二〇一〇年暑すぎた夏を振り返り)
人類発祥の地とされるアフリカのグレート・バレーから、人知を超えた突然変異とされる楔形(くさびがた)文字を手にした白人社会の起源ともなるメソポタミア周辺にかけ、今も使われている占星術や文様の中心に点をもった丸の太陽マーク。

「・・・これは()を表す古代の象徴・・・。」(P57、『ロスト・シンボル』下巻、ダン・ブラウン著、角川書店刊二〇一〇年三月三日初版発行)

シンボルや象徴・マークの世界も、今も昔もさほどかわらない、大袈裟に言えば悠久の時空を超え、人知の考古学も及ばない世界があるのかもしれません。 
太陽を単純化・シンボル化したデザインは古今東西に別々に発生して何の関連も無く存在しているように想えながら、関連性と共通性を見出した時の喜びは発明にも匹敵する刺激と満足感を与えてくれます。
太陽を意味したシンボルである日本の「日の丸」も、かつては中心に点が配置されていたらしいという記述をネットで発見し、感覚の高ぶりをおぼえました。
日の丸(日本の国旗)のネット検索の氣になった文を参考までに掲載します。
(要点を絞るため筆者に無断で文書を単純化しました。申し訳ないです。)
 竹内文書の普及待ったなし!本来の日本の国旗
 
takeuchidocs.blog86.fc2.com/blog-entry-11.html

 ・・・太古の日本は、・・・中心に核があることです。
 本来は黄金でしたが、・・・画像では山吹色で表示しています。
 この核は「貴」と呼ばれました。
現代の日の丸には無いものです。
 故・高坂和導氏いわく、
 現在の日の丸は、中心から「貴」(気)の抜けてしまった日の丸である。私にはどうもこの国旗が、今の日本を象徴しているように思えてならない。(『[超図解]竹 内文書II』高坂和導著、徳間書店(1995))
 
本当かどうか、信じるか信じないかは・・・都市伝説のような話としないで埋没する歴史にもせず、インターネットによって「みんなで書き残す歴史」になろうとしている一例ではと感じました。
興味をわかせたのは単純な中心の点にも単純だからこそ、そこに大きな意味があるということです。
 最初は古代の東西の人々が太陽を見てその表面に黒い点を発見し、それを図形に取り込んだ、つまり黒点を表したのではと想像しました。
「日の丸」にはもっと深い意味があったということです。
日本が世界の中心であり・・・太陽を表した赤い円(本来は黄金)の中心には貴(き)という誇りにも似た“氣”が存在してこそ本来の「日の本」である日本の意味を成すということのようです。
(話しが重くなりました。ちょっと氣分転換です)
ツイッターの140文字以内でつぶやくのが普通な情報社会。
単純化の限界を感じながら文字や単語・文書はどこまで単純化できのるか。
例として、案だしやプラン・計画をする人をプランナーと英語でいいますが、そのプランナーを単純化・シンボル化してみたくなりました。
プランナーは忙しいのが相場です。
プランナーが忙しく走り回っている姿を単純化して表現してみると、
Pが走っているのでPランナーです、プランナーです。
(これははるか昔の約20年前の発想です)

(あし)・から・図。image

 単純化の基礎はデザインの授業で習うカンディンスキーの『点・線・面』。
基本は宇宙の万物を近代科学が研究して導き出したわれわれの世界である三次元を細分化していくと面に、線に、結果「点」の集まりであることから、素粒子の概念が出来ました。それでも素粒子は物質です。
 最近、宇宙の約80%は質量の確認が出来ていない「ダークマター(暗黒物質)」が存在するというテレビ番組がありました。
われわれが知っている物質以外の見えない大量の物質が宇宙にあるとしています。「点」のように。宇宙には点が充満していそうです。
 点は位置を示すだけで面積は無い存在のマークとして定義されています。
素粒子よりも小さい存在を「窮子(きゅうし)」と名付けた人がいます。
点のような窮子は意志を持っていそうで、物資ではなさそうです。
われわれと同じ世界に存在しながら、不思議な存在として、それを感じて「霊」という人もいれば異次元のものという人もいます。
「三次元に時間を足した四次元どころではい」と聞こえてきそうです。
点から宇宙を感じ異次元まで思いを馳せさせられるのは、世界が大きく変化する兆しの表れではないかと感じます。
存在・位置の概念だけで、目には見えないはずの点は、波動でありエネルギーであり、貴い意志の働きをする「第六感の素」と言えそうです。
五感を通して得られた感覚情報に第六感の素である点によってアイディアが閃くならば、脳は創造力を高めてくれる「点エネルギー」の受信機としても機能しているのです。
点は、「氣」であり「美しく貴い意志をもったエネルギー」として創造力の根っこに流れ、理屈ではない「感動の表現・創造」を手助けしてくれる存在なのです。











   



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