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■岡田幸穂さん<ノンデザイナーズ>(S40年度卒)からの
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株式会社ノンデザイナーズの岡田です。 弊社の公表可能な最新の仕事を紹介いたします。 10月17日から20日まで名古屋で開催されたメカトロテック・ジャパン2007でお披露目された、アサイ産業株式会社(本社=石川県。九谷陶芸博物館・陶芸村はアサイから約1Km)の ファインサーボプレス EX-100FB です。 装置は全幅3,380 全高3,100 奥行き1,940という大きなもので、展示会には出展されませんでした EX-250FB は、これよりさらに大型の姉妹機です。 この装置は、最大厚み6mmまでの鋼材(ロール状の帯鋼)を200mm×200mm以内のサイズの任意の形状(金型による)に、約1秒に1回という高速で、かつ精密に、打ち抜いて生産する、という装置です。 6mmもの鋼材を1秒に1回打ち抜く、というとさぞかし振動・騒音が激しいと想像されると思いますが、この装置はダイ・テーブル(写真の庫内の黄色い部分。下型が上下する。)に、デモのためにそっと立てて置かれた5円玉と1円玉は、生産の間中全く倒れず上下し続けます。 デザインは正面を9つのブロックの分割することが求められました。メンテナンスや段取りで内部を点検する頻度が高い、部位によって点検する頻度が異なる、ということです。特に生産スピードが高いため材料(ロール状の帯鋼)の供給替えの度に点検調整を要する、ということです。 この製品の開発では、外装筐体の「設計」の全てをノンデザイナーズが担当するという契約となりました。 試作機の、上からのし掛かってくるような威圧感を払拭する必要がある、巨大な印象を払拭する必要がある、ゴチャゴチャした「機械の化け物」のような印象を払拭する必要がある、装置自体の動作のような「人に優しい流れるように滑らかな優雅な」印象に仕上げる必要がある、とデザインコンセプトを定めました。 アサイ産業からは「ライバルのヨーロッパ製品に負けないデザイン」と要請されました。 新しいデザインの製品がリリースされるや、アサイ産業は嬉しいパニックに陥ったようです。100FB試作機(旧デザインのもの)はニット編み機で世界的に有名な和歌山県の「S社」(イタリアのベネトン社に大量採用されている。縫い目の一切ない、人の形そのままに編み上げる編み機の開発でも有名)に性能評価のために設置されました。(250FB試作機はその1年半前に開発され、性能評価のために「S社」設置されていました。)
新デザインのEX-100FB 、EX-250FB をそれぞれ2台製作するとのことです。 ちなみに、色彩計画では、弊社、野口サンティ温世(日芸OB・スエーデン国立美術デザイン大学・大学院卒)の案が実施採用となりアサイ産業から高い評価を受けています。 デザインが高く評価されることで高額にも関わらず商品が良く売れる、ということは、デザインを業とする我々にとっては本当に嬉しいことで、デザイン過程の苦労は全て癒やされることです。 それにつけても思い出されることは、開発の途中でかねて予定のバカンス旅行をキャンセルするわけにゆかずに出かけてしまったのですが、グレートバリアリーフのグリーンアイランドのホテルで事務所からの電話を受け、私の休暇中に「アサイ産業が弊社を訪問したい」と言っている、と知らされた時はいささか慌てたものでした。
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