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【NUDNメールマガジン】VOL.4----- 2002/1/7

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目次
( 1)日芸ID-OBの活動紹介
  ■『イタリアデザイン生活日記』
  ■『バイクに関するホームページを開設』
  ■『デザイン方法論の日米比較・分析』
  ■『開かれているデザインビジネスの未来』
( 2)ID企業説明会の報告
( 3)ミニ特別講議報告
( 4)その他、入試情報等のお知らせ
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( 1)日芸ID-OBの活動紹介

新春早々のOB活動紹介は海外からの報告もあり、内容盛り沢山です。年頭に当たりちょっとリラックスしてお読み頂ければと思います。(忙しければ後でお読み下さい)

■『イタリアデザイン生活日記』
 セイコーミラノ駐在員事務所  
 佐藤紳二<shinjisa@tin.it>(s57年度卒)

ミラノに来てから1年(延2年)を過ぎ、少しずつイタリアの文化について感じることができるようになってきました。
イタリアのデザインそのものについては、日本にいても、見ることはできるし、色々な本や雑誌での紹介もあります。ただ、生活してみてはじめて感じることのできることもたくさんあります。
イタリアは基本的にとても保守的な国で、新しい文化を取り入れることに抵抗があると思われます。もともと都市国家ですから、それぞれの地域意識が強く、自分の生まれた地域にプライドを持っています。そして、それぞれの地域が自分の街を美しく保とうとしています。だからこそ美しい町がイタリアに多く存在しているのでしょう。実際、イタリアはヨーロッパの中でも多くの観光客が訪れる国ですから、この理由も納得できます。
自分たちの文化に誇りを持っているということでしょうか。その結果、ほかの文化をそう簡単に自分の文化に取り入れないということにもなるかもしれません。しかしそれが、イタリアと言う国、地域のアイデンティティーとして括弧たるものにしているのかもしれません。たとえば、アメリカの文化の1つであるフランチャイズ的な店は限りなく少ないし、料理にしても、イタリア料理は実に美味しく満足できますが、イタリアでフランス料理やインド料理を食べようと思っても一般的には食べることはできません。カレーなんかは食べたことある人はほとんどいないでしょう。彼らは、自分の国、地域、そして自分の仕事に大変なプライドを持っているように思います。
私のオフィスはミラノ中心街の老舗の並ぶ通りに面していますが、毎日そのブティックの並ぶ通りを歩いています。ミラノはイタリアの中でもファッション関連で高い評価を得ています。今まで、色々な国のウインドウーショッピングをしましたが、ミラノのウインドーは、素晴らしいです。1つひとつのウインドーの飾りつけがそれぞれ作品に見えてきます。見方によっては、通りそのものが美術館のようです。
イタリアの場合、先ほども言いましたが、フランチャイズはありませんので、ほとんどがインデペンデント(小売店)で成り立っています。店のオーナーはその自分の持っているウインドーを最高に美しく仕上げています。各々のオーナーはアーティストになりきっているのでしょう。
また、毎年、ミラノで4月にサローネと言う家具、インテリア関連のフェアーが開かれます。家具のブランドは数え切れないほどあり、見本市会場のみならず、ミラノ全体が展示場になります。これは、一つのデザイン祭りのようなものです。有名な大ブランド、カッシーナなども当然ありますが、ほとんどは、小さな企業が出展しています。小さいながら国際的に成功しているブランドもありますし、これから成功する可能性をもっているブランドもあるでしょう。それぞれ、妥協のない世界を演出しています。また、企業のみならず、色々なデザイナーや学生も色んな場所をつかって、プレゼンテーションしています。
それと、面白いのは、このブランドにその本人の名前を使っていることです。自分がデザインしたものは自分の名前をつける、これがイタリア人のやり方なのでしょう。

いいことばっかり、言ってしまいましたが、うらはらに、とんでもない国であると感じることもあります。こんな国が先進7カ国に入っていて良いのかと思うことすらあります。
けっこう直感型の人間が多いのに付け加え個人個人の判断にゆだねられていることが、組織になったときの問題も多いようです。このことは、機会があればまた、書かせていただきたいと思います。
しかし、ある面個人主義だからこそできるデザインがあります。色々な意見が入り、無難なデザインでまとめると言うよりも、個性的なデザインが生み出される結果にもつながっています。
いずれにしても、不思議な国です。ある面、仲間意識が強く、流行に流されやすいひとびとであるのに個性がうまく活かされています。

■『バイクに関するホームページを開設』
 本田技術研究所朝霞研究所
 菊池準二<Junji.Kikuchi@mail.a.rd.honda.co.jp>(s49年度卒)

宣伝と言ってはなんですが、、、私の勤める本田技術研究所朝霞研究所(朝霞を研究してるのではありません、わかてるって?)本田のバイクの開発をしている部門です。
その研究所の有志運営ということで、バイクに関するホームページを開設しておりす。
マーケティングにおいて少しでもユーザーと開発者との関係を近くしたいという趣旨
のもと運営しております。(私もその運営スタッフの一員です。良く働くスタッフではないですが) (;^_^A通常、こういった業界で研究機関そのものがHP運営を行う事は稀(というか、無いはず)で、開設当初は、日本経済新聞からの表彰を受けたり、あるいは他業種(光学系)の機関の方が来所して、ノウハウの取材を行ったり、いまでも情報関連の大学研究室の訪問があったりと、運営者当人たちは適当でハチャメチャではあるのですが、なにかと注目されているようでありますので、デザインとは直接関係はないでしょうが、デザイナーにとってマーケッター的視点(市場の分析力や発見力、発想、証明etc.)は大変重要な意味を持つ時代でありますので、ご笑覧いただければ幸いであります。(こりゃ宣伝だわ)
へえ〜研究所なのにこんなこともやってるの?といったあんばいで笑ってやってください。まったく営利を目的としておりませんので、ご安心ください。
コンテンツのDesigners Roomではリクルート関連や、ちょこっとだけスケッチのプロ
セス紹介や、会員(デザインは素人さんが殆ど)の投稿スケッチもアップしております。学生が、コンペに限らずこんなHPで気軽に腕試しをしてみるのもスキルアップになるかも(かどうかは本人次第)。
バイクのデザインに興味がなくても、さまざまな企業の方がウォッチしてるはずです
ので、何らかのきっかけ作りになるかも、もちろんバイクのデザインを目指すのであれば、格好の売りこみの場になると思います。
当然ながら、競合他社のデザイン、商品企画等々関連部門の方たちもみております。某磐田方面の企業の商品企画の方たちも当研究所に来られて、ノウハウの取材をされていきました。
というわけで、ぜいぶんと前置きの長い宣伝(そんなつもりはないのですが、結果的
にはそうなりますね)になりましたが、アドレスは下記ですので、お立ちより下さい。
http://www.hondard.co.jp/
※学生たちの中で多少なりとも興味をお持ちのかたがいらしたら、アドレスを教えてあげてください。
以上、乱文失礼いたしました。

■『デザイン方法論の日米比較・分析』
 NECデザイン
 永木康人 <y-nagaki@design.sj.nec.com>(s57年度卒)

渡米以来、あっという間の3年半が過ぎようとしている。当初、リサーチ中心に考えていた業務内容も、北米デザインビジネススタイルの影響から、具体的なデザイン業務に加え、新しいビジネスモデルの提案までを求められるようになってきた。すなわち、デザインがいかに企業活動に貢献するかを問われているといえよう。早々に、言われたことだけをやっている場合ではないと言われたわけである。
 今回、日米デザインビジネス及び方法論の比較を行うにあたり、数社のデザインファームを訪問しアンケートとヒアリングを実施した。(北米デザインプロセス調査・研究参照)
 日米デザイン業界は、日本の場合ほとんどがインハウスデザインであり、他方北米ではほとんどが独立した企業であるといった根本的な大きな違いがある。よって、北米においては社内デザイン部門を持たない企業が一般的である。これは、デザインを重要視していないという意味ではなく、むしろデザイン専門企業に任せようと考えているからである。なぜなら、社内には数人のデザインディレクターからなるデザイン決定部門と有し、デザイン担当役員が責任を担っている。また、多くの企業がブランドを構築する手段としてのデザインの役割を重要視しており、コーポレートコミュニケーションという考え方からも、デザインの必要性を十分認識しているといえよう。
この報告書が、今後のデザイン戦略構築の上での一助になれば幸いである。

(1).シリコンバレーを成立させているもの

(1)ー1. スピードある開発
サンフランシスコから70キロ南のサンホセまで、シリコンバレーと呼ばれる地域が、アメリカ経済の牽引力になったのは、1990年代以降のことである。もともとあった半導体製造業界に加えて、パソコン業界、各種ソフトウェア業界、ネットワーク業界、ドットコム業界と、さまざまな技術が累積して一大IT地域を作り出し、それらが互いに相乗作用を巻き起こしながら次々と新しいビジネスへと展開していったことがその背景にある。
シリコンバレー型の研究・開発には、他の地域には見られない特殊な様相がある。それは主にソフトウェアという、新しい産業の特徴と表裏一体なものだと言っていい。その特殊性の中核にあるのは、研究から開発、製品化にいたるまでのスピードだ。製造業と違って、ソフトウェア産業には人材以外の大型設備投資が不要。さらに競争が激しいこと、中核技術自体が刻々と変化していることなどが、そのスピードの背景にある。また、断続的に開発が進められ、ある時期にバージョンアップとして製品化へまとめるという、ソフトウェア独自の開発方法も、そのスピードと無関係ではない。スピードが速いということは、研究・開発、製品化にもそれに合わせた効率化のための方法論があるということである。これをデザインの領域で見ると、プロトタイプをできるだけ速くたくさん生むための方法、デザインを標準化してパテント化し、ある基本型からスピーディーにバリエーションを作っていく方法など、スピードへの対応から生まれたいくつかの方法論がある。
OSなどのソフトは、一般的に言って毎年バージョンアップが図られるが、LINUXのようにオープンソースというユニークな開発方法を取るものでは、「早めにしょっちゅうリリース」が合言葉になっている。それによって、結果的には全体の開発が加速化される。こうした方法論が、いずれ一般消費者向けソフトウェア商品にも応用されることになろうことは、想像に難くない。
また、アップル・コンピュータをはじめ、ハードウェアも1年、あるいは半年に1度新製品を発表するという回転の速さである。パームパイロットなどの人気携帯端末機器も、ほぼ毎年機能を大幅に付加されたモデルが店頭に並ぶ。シリコンバレーの産業全体が、こうした高回転のもとに成立しており、それが地域、技術全体としての進化に貢献していることは疑いがない。
(永木康人さんの報告は連載します。次回は 「(1)ー2技術の統合」の予定)

■『開かれているデザインビジネスの未来』
 (株)クルー代表
 馬場 了<Satoru Baba <baba@crewdesign.co.jp>(s45年度卒)

□ デザインビジネスの垣根がなくなってきました。
デザイン会社を経営して21年目を迎えます。十年一日のごとく製品デザインの仕事をこなしてきたように思っていましたが、振り返って見ると仕事の内容がずいぶん変ってきたことに気がつきました。開業当初は伝統的?な料金ビジネスで、クライアントから言われた製品デザインをひたすら消化してきました。最近では容器メーカーのコンビに向け食品を企画したり、直径1ミリのボール型LSIを商品化するために、エンジニアの頭の中にあるイメージを、スケッチに表すことで商品開発のパートナーとして活動したり、機械部品商社と共に、全国に点在する数百社の部品加工メーカーを、ウェッブ上のバーチャル工場に再編成するなど、デザインワークが広がっています。今、一番楽しく力を注いでいるテーマは、新しい分野に挑戦するクライアントの商品開発プロジェクトをマネージメントする仕事です。気がついたら、デザイナー以外の職能の人たちのほうがデザインの可能性に着目し、面白がって「もしかしたら、こんなこともデザイナーはできるの?」などと新鮮な課題を示してくれます。結果的にデザインビジネスを拡大してくれる良き理解者になっていました。インダストリアルデザイナーだから・・・」なんていう窮屈な箍をはめようとする人は皆無です。ただし、デザイナー自身が開発の当事者意識があるという条件つきですが・・・・。

□ インダストリアルデザインがデザインの分母になる?
かれこれ7,8年間Gマークの選定審査委員を仰せつかっています。実業の世界でのデザイン領域拡大と連動して、応募対象の門戸も広がっています。5、6年ほど前に工業化住宅や公共性の高い建築物を対象とする「施設部門」を加えたことを皮切りに、デザインを活用した新しいビジネスモデルづくりを対象とした「新領域部門」が設定され、今年度はそこにポスターやカタログなどのグラフィックデザインをはじめTV番組など音や映像も範疇に含めたことで、プロダクト、コミュニケーション、アーキテクチャー、サイン、テキスタイル、ファッション、クラフト、ジュエリー、エンターテイメントなど、ほとんど全てのデザイン分野が関係するようになりました。事業主体者である(財)日本産業デザイン振興会は、その組織名称であるインダストリアルデザインを「産業」と表示しているように、豊かな国民生活を支える産業デザイン(インダストリアルデザイン)は、工業デザインだけではなく、「産業に関わるデザインジャンル全て」と再定義したようです。この定義はデザインの需要家である産業の立場から考えればきわめて自然なことで、デザインジャンルをガラガラポンした「産業デザイン」という立場から、もっと自由に、大胆にクリエーティビィティを発揮しないと、「日本の産業もデザイン産業も未来はないよ」「でもデザインマーケットの扉はいつでも開いているよ」と呼びかけているようで、インダストリアルデザイナーとしては、もうひと頑張りしたくなります。

□ 大学は社会の映し鏡?
日大芸術学部の非常勤講師として3年が過ぎました。そこでは「デザインマネージメント論」という講座を担当しています。広義には「デザインを経営に活かす」というテーマなのですが、ここでは、学生を仮想企業の社員に仕立て、商品開発全体のシミュレーションを行なうことで、企業での効果的なデザイン活動について学んでもらっています。この講座は相互履修制度の対象になっていることから、放送・映画・演劇・音楽・文芸・写真・美術・デザインの総合芸術集団?に加え、経済・商学部など他学部の学生も混じって、プロジェクトチームを組み熱心に「商品開発ごっこ」をやっています。中でも、「商社のマーケティング部門を目指しているから」「出版社で企画の仕事をしたいから」など、デザイン専攻以外の学生が、色や形以外にデザインが本来持っている計画力や創造力に興味を示しています。さらに、チームの動きを観察すると、「デザインをマネージメントするのは、やっぱりデザイナーではなさそうだ・・・・」と言う、ちょっと気になる思いが授業中によぎってしまいます。これも実社会で起こっている現実に酷似しています。

□ インダストリアルデザイナーの覚悟
解決すべき目標や目指すべき到達点が明確であった時代は、インダストリアルデザイナーにとっても幸せな時代でした。今は企業規模にかかわらず、モノづくりの前に、独自の開発テーマを見つけることに必死で、「ただ良いデザインができますよ」と言っても、「デザインを発注するテーマがないね」と言われかねない時代になってしまいました。今も昔もモノづくりを支えるのは「創造性」であることは変わらないのですが、「創造性」に加え、モノづくりをしっかり完成させる事業遂行能力があるか?少なくともプロジェクトの当事者として最後までやりぬく覚悟があるかどうか?など、事業のマネージメント力を期待されるようになっています。そんな時にインダストリアルデザイナーが、どこまでモノづくりの主役としてリーダーシップを発揮できるのか?事業パートナーとして精神的リスクを応分に受け止めることができるのか?などはビジネスを進める上で重要な課題になっています。その表れとして最近、経営コンサルタント会社がデザイナーをコントロールし、企業のモノづくりを支援している例が見受けられます。それは「いつでも主役を変わる用意があるよ」と言っているようにも聞こえます。デザインを求めている市場は確実に拡大し、その扉は実行力のある人には誰でもオープンです。自分自身も含めインダストリアルデザイナーがどのようなビジネスを求めるのか?その覚悟しだいで、2002年の明るいインダストリアルデザインの未来が待っているような気がしています。
(馬場さんは「こちらデザイン」と云うメールマガジンを配信しています。詳しくは  http://www.crewdesign.co.jp を御覧下さい)

★少々長くなってしまいましたが、佐藤さん、菊池さん、永木 さん、馬場さんありがとうございました。様々の立場から興味深いお便り、心から感謝申し上げます。
上記内容についての御意見等ございましたら是非御連絡下さい。又今自分は「こんな事をしている」とか「これについてどう思われるか?」等、何でも結構です。肥田までお便り下さい。宜しくお願い致します。
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( 2)ID企業説明会の報告

■昨年末から新年1月にかけて3年生を対象に行なわれた企業就職説明会です。
□11月 末    
 河淳株式会社 16:30〜18:00
 対象 インダストリアルデザイン専攻
 説明 北山耕平氏(H11年度卒)他、
 内容 口頭による 企業説明、製品紹介をはじめ、デザイン部の細かな説明
□12月5日(水) 
 株式会社東芝 企業説明会 16:30〜18:30
 対象 インダストリアルデザイン専攻
 説明 桑原祐吾氏(H9年度卒)
 内容 ビデオ/パワーポイントによる東芝グループのシステムの説明、製品紹介をはじめ、
 デザイン部署の細かな説明また、企業実習のアドバイス等
□12月6日(木) 
 スズキ株式会社 企業説明会 16:30〜19:30
 対象 インダストリアルデザイン専攻
 説明 内山義隆氏(H9年度卒)
 内容 ビデオ/パワーポイントによる製品の紹介、各部署の紹介
 その他本人によるスケッチやレンダリングのアドバイス
□12月13日(木)
 富士通株式会社 企業説明会 13:30〜
 対象 インダストリアルデザイン専攻、ビジュアルコミュニケーション専攻
 説明 川野幸一氏(S63年度卒)デザインデレクター:松本啓太氏
 内容 パワーポイントによる各部門紹介/持参スケッチ/モックアップ/デザイン部署の細かな説明
□12月14日(金)
 本田技研株式会社 企業説明会 16:30〜
 対象 インダストリアルデザイン専攻
 説明 デザインブロック主任研究員 斉藤和彦氏 総務課 宗岡愛子氏
   Assistant Shief Designer Design Studio-B龍造寺邦昭氏
 内容 ビデオ/パワーポイントによる各部門紹介 持参スケッチ/レンダリング披露
□今後の予定 
 平成14年1月15日 ソニー株式会社
 平成14年1月未定 キャノン株式会社
★インターネットでの企業説明や新入社員募集案内が多くなっている昨今、直接大学を訪れて説明していただけるのはありがたい事です。学生にとってはやはり「face to face」のほうが親近感もあり企業のイメージもダイレクトに伝わる様です。コンピューターが盛んな時代だけにかえって訪問説明が効果的だと感じられました。
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( 3)ミニ特別講議報告

■12月の特別講義
□特別講義:「海外でデザイン活動を行なう事について」
  講演者:フリーランスデザイナー 梅田弘樹氏
  日 時:2001年12月13日(木)16:30〜 江古田校舎
★国内企業に対する就職だけがデザイナーの道ではなく、学生にもっと視野を広げてもらいたく正式な特別講義ではなく番外編(?)として急遽企画したものです。4年前よりフィンランドに在住し先頃、原宿VERSION GALLERYで展示会を行なった同氏(35歳)に国外でデザイン活動を行なう事について海外生活に興味がある学生、叉はフィンランド、北欧に興味のある学生に色々語ってもらいました。スライドとトーク、そして自らの作品持参による気軽な講議でしたが非常に興味深い内容でした。
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( 4)その他、入試情報等のお知らせ

■アンケート調査の御礼
日本大学芸術学部工業デザイン研究室では昨年11月13日付けでOBの皆様方に「コンピューター、及びデジタルスチルカメラ等の記録媒体(メディア)の保有、保管及び移動時に於ける携帯性の調査」の為のアンケートを依頼致しました。その結果多くの皆様から回答を頂き大変感謝しております。ありがとうございました。この集計は最近ようやく終わりましたが、OBの皆様の実感がこもった回答のおかげで非常に説得力のある数値結果が出てきており研究室としても喜んでおります。ここに重ねて御礼申し上げますと同時に、今後とも宜しく御協力頂くようお願い申し上げます。
■入試情報
 □12月11日(火)付属高校及び編入学試験が行なわれました。
 デザイン学科では付属高校生約40数名、編入生(IDコースのみ)6名が応募致しました。この結果は年度末に正式に発表されます。尚、一般入試に関する情報はhttp://www.art.nihon-u.ac.jp/app/schedule.htmlを御覧下さい。
■平成14年1月〜2月の大学及び研究室のその他の予定
□1月10日(木)授業開始
□1月19日(土)卒業制作最終審査
□1月22日(火)特別講議:IDモデリングについて/講師:FORM DESIGN 社(所沢校舎)
□1月24日(水)〜30日(火)学年末試験
□1月31日(木)〜学年末休暇
□2月25日(月)〜3月5日(火)卒業制作展示会予定(新宿OZONE/1Fにて)
□2月26日(火)27日(水)デザイン学科一般入学試験
★いよいよ新しい年がスタートしました。2002年、OBの皆様の益々の御活躍を心からお祈り申し上げます。その活躍がこの場を使ってより多くの皆様に伝わり、更なる御発展に繋がっていければと願っております。又、昨年末より忘年会、新年会等、いろいろ飲み会も続いていると存じますがくれぐれも御自愛下さいませ。
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以上が、【NUDNメールマガジン】VOL.4です。

このメールマガジンを同じく日芸ID-OBの皆様で御存じない方がいらっしゃると思います。御一読頂き興味を持っていただければより多くのOBの皆様に広げていきたいと存じますので、新たに送って頂きたい方のメールアドレスを肥田 <koeda@art.nihon-u.ac.jp>までお知らせ下さい。同一企業にいらっしゃる方でどなたか日芸ID-OBのアドレスを一括してまとめてお知らせいただければありがたいと存じます。よろしくお願い致します。
そろそろ、皆様の方で興味をもって頂く事柄が出てきたかと思いますが、、、いかがでしょうか?このメルマガの本来の主旨はそれをテーマに語り合い、お互いの意識を高めていく会(お酒を飲みながら)を設け色々語り合おう。と云うものです。皆様の御意見、御感想、等いろいろお聞きしたいと思っておりますので、是非お知らせ下さいませ。
尚、配信停止御希望の方も肥田 <koeda@art.nihon-u.ac.jp>までお知らせ下さい。
                                 草々
                            平成14年正月7日
発信人:肥田不二夫
日本大学芸術学部デザイン学科
工業デザイン研究室 助教授 
<koeda@art.nihon-u.ac.jp>
TEL/FAX:03-5995-8233

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