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■増子瑞穂さんの「キャスター・マッシー通信」連載 - 38(12/30/2006)

「初めての○○」

マッシー通信の連載を始めてから4回目の年の瀬です。
私にとって今年は、子供が産まれるという素晴らしく大きな経験をしました。
毎日、おっぱいにオムツにと同じ事をしているようでも、考えてみれば「初めての○○」が続いています。
妊娠中、電車で席を譲られたのも初めて。照れくささと驚きが入り交じった、でもとてもうれしかったのを覚えています。子供が産まれてオムツをかえたのも初めて。兄弟姉妹がおらず、子守りという経験もまともになく、オムツというものに触れたのも産まれて初めてでした。(厳密にいうと自分が赤ん坊のときに接してはいるのですが…。)いうまでもなく出産も初めて。初めてづくしの1年間でした。
そして先日は初めてのクリスマス。息子はまだ0歳児ですが、熟睡したのを確認して、枕元にそーっとプレゼントの絵本を置いてみました。なんだかドキドキしました。妊娠がわかった今年初めには想像もできなかった色んな思いを日々味わっています。正直、一番仕事が忙しい時期に子供ができたので喜びと同じくらい戸惑いもありました。これからどう
やって働けばいいんだろう、出産後、何の保証もないフリーランスの立場で仕事に復帰することはできるんだろうか、と。でも産まれてからの毎日の生活の中で、仕事では得られなかった新しい価値観や経験が身についている気がします。これまで悩んでいたり頭抱えていたりしたことがとってもちっぽけにさえ思えてきました。これが「母は強し」というものなのでしょうか。確かに子育ては大変だし、経済的な負担もあるし、疲れと寝不足からついイライラしてしまうこともあります。でも子供の笑顔はそんなことも一気に吹き飛ばしてしまうくらいの力があることを知りました。今月20日、人口問題研究所2055年の日本の人口は8993万人に減ると発表しました。少子化、出生率の低下が問題となり、子育てや女性の再就職への不安を話し合うのも大切だと思います。それと同じくらい子供がいる生活の喜びや楽しさを伝えるのも大事なのではないかと感じます。不安要素ばかり並べられるとますます子供の数は減っていっちゃうんじゃないかな。
もうすぐ新しい年、干支の締めくくりイノシシ年です。皆さんにはどんな初めてが待っているのでしょうか。楽しみですね。それではよいお年を。

2006.12.26
増子瑞穂

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写真:世界公認サンタクロースで、尊敬するIDの先輩パラダイス山元さんがわが街にもやってきました。息子にとって初めてのクリスマス。本物のサンタクロースに抱っこしてもらえるなんて!幸せ者です。
(左端は公認サンタクロースさんと一緒に活動している方です)