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■増子瑞穂さんの「キャスター・マッシー通信」連載 - 62(12/30/2008) 「さよならハイローさよなら2008」 前回のコラムの予告どおり、息子へのクリスマスプレゼントはやはりトミカになりました。バスやらトラックやら数台のトミカを箱に詰めてプレゼントしたところ案の定大喜び。歴代のトミカと見比べてみたり並べてみたり、自分の世界にひたって遊んでいます。 ベッドとして使う赤ちゃんの頃。ハイローはゆりかごのように揺れる機能がついています。揺れかたも水平だったりブランコのようにスイングしたり、また自動で揺れるハイローもあります。核家族化が進んだ現代の子育て。子育ては「個育て」とも「孤育て」ともいわれている時代です。多くの母親は日中、一人で子供の面倒を見なければなりません。グズル赤ちゃんの抱っこをちょっと家族に代わってもらう、ということができないのです。そんなときハイローに揺られて機嫌良く待っていてくれれば、家事や雑事を済ませることができます。絶え間なく続く子育てからホッと一息つくこともできます。息子もねんねの頃、よくハイローにゆらゆら揺られながら昼寝をしていました。 本格的に3度の食事が始まる1歳前後の頃。背もたれを起こすとハイローはベッドから食事用の椅子へとカタチを変えます。メーカーによって多少の違いはありますが高さを調節できるので、食事をダイニングテーブルでとる家庭もローテーブルでとる家庭も活用できます。特に役立ったのが着脱可能なトレーです。小さな子供の食事は手づかみや遊び食べ。ぼろぼろと食べ物を落とし飲み物もダーッとこぼし、もうぐったりします。その点ハイローはフチのついたトレーが、こぼれた飲み物をせきとめてくれます。一緒のテーブルで食事をしていれば飲み物がこちらにまで流れ、親のヒザはビショビショになることでしょう。これまで幾度となく食べこぼし飲みこぼしの被害を最小限におさえてくれました。 と、このようにとても便利なハイローですがそろそろ卒業します。なぜかというと、まずとても場所をとるからです。ベッドとしても椅子としても使えるため、機能性と安全性の面からとても大きくできています。我が家のハイローで測ってみると椅子の位置を高く調節すると幅54センチ奥行きは61センチ。一番低く調節すると奥行きは82センチもあります。たたみ半畳分ほどです。(バルセロナチェアくらいあるでしょうか?)ベッドとしてならコンパクトなのかもしれませんが食事用の椅子としてはとても大きい。生活の邪魔にならないように、おのずとハイローを置く場所つまり子供が食事をとる場所が決まってしまいます。ヒトの生活にモノを合わせるのではなく、モノにヒトの生活を合わせることになってしまうのです。 そして一番の理由は、そろそろ食事の時間がコミュニケーションの場になりつつあるということです。食べこぼし飲みこぼしを受け止めてくれる便利なトレーですが、このトレーがあることで家族のテーブルとは別の場所で食事をすることになります。これがどうも距離感があるのです。いわゆる「食卓を囲む」という意味からは少し遠い。同じテープルで食事をすることはコミュニケーションの第一歩。食事の時間は、栄養をとることに加えてコミュニケーション学ぶ月齢になってきました。まだまだ飲み物をダーッとこぼしこちらのヒザがビショビショになることもあるでしょうけれども。 そういえばこのハイロー。生まれてまもなくから2歳を過ぎる現在まで使えるモノですが、パッタリと使わなくなる時期がありました。寝返りをする頃から食事が始まるまでの数ヶ月間です。寝返りをし始めるとハイローを乗り上げて落ちてしまいそうなのです。安全のためのベルトも、活動を始めた赤ちゃんの運動の妨げになってしまいます。もうハイローの中だけでは物足りないのですね。この時期だけは使わず部屋の片隅に置くことに。使わないとなるとさらに大きさを感じてしまうものです。歩行器のような役割も兼ね備えてくれれば、ベッド、歩行器、そして椅子とまさしくずっと使えるモノなのですけれども、さぞかし設計が難しそうですね。 2008年もマクラーレンのベビーカーや子供乗せ自転車、イッタラのタンブラーにトミカなど様々な育児アイテムのお世話になりました。2009年はどんな発見と出会いがあるのか楽しみです。 2008.12.27
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