新年に思うこと – 日本人。日本人としての誇り… 連載20

かって謙虚さや謙譲心は、私たち日本人の美徳だったのです。 いまは、あまり意識される事もないが、儒教思想や武士道に通ずるもの・・・。 「己の善を語らず」と、いう故事も極めて日本人的な意味あいを持っています。 その信念、誇り高く真っ直ぐに生きる …

「マニフエスト」って何? 連載19

「マニフエストについてどう思いますか?」 「マニフ~ぇ・・・」、マイクを向けられた大物政治家。 「マヌフエ~、エ!なんだ、そりゃー・・・」と、息を呑み目をむいた・・・・。 自民党と民主党、2大政党が競い、総選挙前の論戦をそこここで繰り広げて …

ラッキーストライク・デザイナー・ジュニアー賞 連載18

まず、はじめに栄久庵憲司氏への「ラッキ―ストライク・デザイナー・アワード賞」の授与。 この賞は、レイモンドローウイ・フアンデーシヨン・インターナシヨナルが主催し、ヨーロッパに於いて権威あるデザインアワードとして知られている。 今年の受賞者に …

愛、努力、忍耐、あきらめ心に残る言葉。 連載17

私には、いまも心に残っている言葉がある。 正確に言えば新書の中の1節なのだが・・・。時々は、思い出すことにもしている。 その本は、もう2,30年も前に読んだものだ。 当時、著名な社会学者であった会田雄次さんが書下ろしたものだった。 大学か、 …

ビニール袋の花瓶 連載16

「へェー、アイデアだよな、これ!・・・」 歩み寄って来た数人の若い男女が嬉しそうに覗き込んできた。 一人がカメラを向ける。 それを目の上に翳し、透かしてみるものもいた。 日頃よく見かける何でもないビニール袋が数十枚重ねて置かれていた。また、 …

デザイン学科の誕生の経緯 連載15

平成8年4月、デザイン学科として初めて新入生を迎え入れた日から早や7年、既に250名余の卒業生を送り出した事になります。 放送学科が昭和35年に設置されて以来、36年振り、デザイン系3コースが美術学科から分離、独立したのです。 大正10年に …

軽井沢セミナー小史(5)80時間-レポート 連載14

時間が迫っている・・・。 切り取った紙片を手に小走りに移動している。その目は次の次を見ながらの作業でもある。 大脳の思考回路がダイレクトにつながり、全身が、頭と手、足が夫々の意志によって機能している様に見える。緊迫した空間の中で皆が集中し、 …

軽井沢セミナー小史(4) 心構え-何を学ぶのか 連載13

○テーマの背景を十分に理解しておくこと ・提示された「キーワード」は直接、間接に、「テーマ」との関わりを意味するもの、生活世界の一端を指し示すものである。その解釈、類推から必要と思われる情報・資料の収集、分析を行うこと。 ただ、最近は各グル …

軽井沢セミナー小史(3)80時間電脳時代の 連載12

はじめてのセミナーから28年。我が国における技術革新、生活環境はこれまでに無い変容。 、その長い歴史から人のへの急激な移行。 電脳的情報空間が生まれる、その過中にあることであった。 そんな中で、生まれ育ったことになる学生も、また変化の産物? …