形象―継承の系譜(2) 連載181

稚拙な子供の落書きか? 困惑させられる絵だが、十代の頃のピカソは、美術教師でもある父に写実的なデッサンや油絵を習っていた。子供ながらもその観察力やデッサン力の非凡さに驚いた父親が自ら描くことをやめ、画材などの全てを息子に譲り渡してしまったの …

形象―継承の系譜 連載180

のちに印象派の父とも呼ばれ、19世紀フランスを代表する画家エドウアール・マネ(1832-1883)は、創作の糧を得ようとスペインに旅した。 王室の収集品が並ぶ世界屈指の美の殿堂といわれるプラド美術館を訪れパリのルーブルでも観ていたスペイン絵 …

探し求めていた道が 連載179

 私たちに強烈な印象を与えた“太陽の塔”は、1970年にアジア圏は言うまもなく、我が国が初めて行なった『日本万国博覧会のシンボル』として作られたもの。抽象芸術を代表する岡本太郎の作だ。南青山にある『岡本太郎記念館』は、1954年から84歳で …

まさか14歳の子供が! 連載178

「ここまで連勝するとは‥‥」。 新人らしからぬ少年の参入にも高をくくっていた若手や古参棋士も心中穏やかではなかったろう。慌ててAI思考時代の天才と言われ始めた藤井四段を徹底的に研究することに。同じように、幼児期には神童、天才と言われプロ入り …

タブーに挑む決断力 -アイデアは楽しく、面白く 連載177

そういえば、本屋で平積みされていたのを見たような気がする。 それが、まさか「うんこ」のイラストだったとは・・・。 それにしても、なぜ、「うんこ漢字ドリル」なんだろう? そのドリル、例文の全てにも「うんこ」という言葉やイラストを使ったと言うの …

何度も失敗を重ねると「勘」が冴えてくる 連載176

アルツハイマーの原因物質の脳内蓄積を1滴の血液で調べることが出来る。その簡便な 検査法を開発したと、国立長寿医療研究センターと島津製作所の研究チームが発表した。 調べるのはアミロイド-β、発症の 20 年ほど前から脳内に蓄積するとされる。人 …

「日本」が教材に 連載175

●その教育的な結果を考えると、何を「テーマ」とし教えるかは極めて重大な ことだろう。大学評価にも繋がることにもなる。 いま、世界最高レベルと言われるハーバード大学ビジネススクールでは、「日 本史」が人気なのだという。 極東の小さな島国、自虐 …

取り敢えず、『5W1H』をマスターすること 連載174

ここ数年は「デザイン思考」などに触発されたこともあり、これまで60年来ともいえるさまざまな技法・発想法などを思い返すことにもなった。 意匠や図案などと言われていたものが「デザイン」という新たな言葉を掲げて生活雑貨、家庭の電化製品が作り出され …

「モノ」と対話する時代に 連載173

「スピーカー」は電気信号を膜の機械的振動に変え、音声を発する。また、音量を大きくして遠くまで聞こえるようにしたものだ。それらの多くはラジオ、テレビなどの家電製品に組み込まれている。特に音質が問われるオーデオ製品などでは、音響にこだわるマニア …

次世代への発想の自在性 連載172

  市場が成熟し、グローバルな競争は激化しつつある。そんな中で、さまざまな起点を持ったベンチャー企業が次々に生まれつつあるようだ。「モノや情報があふれる難しい時代にブレイクスルーとなるものは何か?」と、それらの企業を取材した記事(読売新聞8 …