江古田校舎改築中はデザイン学科は所沢校舎に移転しております(2010年まで)。 
本年は「芸術祭」も所沢校舎で実施され、この芸術祭期間中の11月3日に「第4回ID-OB会デザイフォーラム」を開催いたしました。
初めての所沢開催のためなのか、卒業生の参加が思いの他少なく在校生を含めて40数名の聴講でした。しかしながら、本フォーラムに興味を持たれた一般の方も数名参加されておりました。

「大空に夢を求めて」のタイトルで室岡克孝さん(昭和38年度卒)に「フォトカイト(凧による空中撮影)」の話をしていただきました。室岡さんは既に本学でカイトにつての特別講義も行っておられるこの分野の第一人者です。実物の凧をもとに凧の揚がる原理から撮影の実際までのお話と撮影されたの写真の上映があり、参加者は非常に興味深く聴講されておりました。
その後、東正明さん(昭和42年度卒)に「紙飛行機」のお話をしていただきました。シチズン時計を退職されてから紙飛行機の制作と競技に熱中し、全日本紙飛行機選手権大会優勝されております。実物機をもとに紙飛行機の解説と大会の様子を上映されました。又、大学の近くにお住まいで航空公園がホームグランド(?)でもある事から参加された方々はより身近に感じられたようです。興味深い講義と持参された自作の実物機は多くの方がたに大空への「夢」を与えてくれました。

フォーラム終了後、講師の2名を囲み、OBと在校生とで懇親会をおこない6時に終了いたしました。
さて、2年間、馬場了さん、吉田道生さん、長坂淳さんと幹事をさせていただきましたが、今回で交代いたします。次回からの幹事は 石田純之助さん(平成7年度卒デザイン学科助手)と長坂淳さん(平成9年度卒)になります。
講師の皆様、幹事の皆様、そして御参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。
今後も「日藝ID-OBデザインフォーラム」をよろしくお願い致します。

                 日藝ID-OB会・幹事長;林 勉<日本大学藝術学部デザイン学科>

■当日の様子をご覧下さい。

司会進行:馬場幹事から講演者の紹介。

既にこのNUDNでもおなじみ(?)の室岡克孝さん

OBには凧に関する知識が豊富な方も、、、。

初代代表幹事;長坂さん(中央)の顔も、、、。

東さんの講義は非常に真面目な語りで始まりました。

紙飛行機を作るケント紙を紹介、その特性を丁寧に語られる東さん。

東さんの自作機の数々。紙とは思えない完成度高さ!

東さんの自作機の数々。紙とは思えない完成度高さ!

★室岡様、東様お忙しい中、どうもありがとうございました。これからの活躍を祈念しております。
又、林先生はじめ幹事の皆様、2年間本当にご苦労様でした。ありがとうございました。
これからも又、日藝ID-OB会よろしくお願い致します。(編集人)

■第4回「日藝ID-OBデザインフォーラム&懇親会」のお知らせ(10/30/2006)

 <フォーラム参加は無料!是非御参加下さい。>

 昨年に引き続き第4回「日藝ID-OBデザインフォーラム&懇親会」を下記要領で開催します。
今年は永年続いて来た江古田校舎から初めて所沢校舎開催となる『芸術祭』期間に開催致します。
OB,OGの皆様、また本テーマにご興味のある方、更には本学インダストリアルデザインコースにご興味のある皆様、広々とした所沢校舎での学園祭と併せて新デザイン学科棟( 美術棟からデザイン棟に移った新校舎)に是非足を御運び下さい。
尚、本デザインフォーラムはOB,OGと学生の交流を深め仕事を始め、実社会での様々な事を語り合う場でもあります。これから社会に出て行く学生諸君の積極的な参加を待っています。

日時:11月3日(金・祝) 午後2時 講演開始
会場:日本大学 芸術学部 所沢校舎
       デザイン棟 2階 プレゼンテーションルーム
講演テーマ;「大空に夢を求めて」(趣味が仕事になった生き方)
     (1)フオトカイトの世界  
        講師;室岡克孝さん<昭和38年度卒>
           凧の制作・フォトカイト協会会長(凧にカメラをつけて上空からの写真を撮る)
     (2)紙飛行機の世界    
        講師;東 正明さん<昭和42年度卒> 
           元 シチズン。現在 紙飛行機協会 認定指導員

懇親会:午後4時開始    デザイン棟 中庭(予定)
会 費:卒業生2、000円  在校生500円
申込先:日藝ID-OB会・幹事長;林 勉<日本大学藝術学部デザイン学科>
    hayashi.tsutomu@nihon-u.ac.jp
    (メールにてお申し込み下さい。会費は当日受付にて)
閉切り:平成18年11月3日(金)当日受付可

当日は 所沢校舎 芸祭期間 第1日目です。(芸術祭は 11月3日~5日)
2年ーIDのイス作品、卒業制作抜粋展示、及び入試作品展示等もあります。 
学部祭 期間中は 航空公園駅(西武新宿線)から無料バスが出ます。
所沢校舎の場所はこちらをご覧下さい。
www.art.nihon-u.ac.jp/out/map.html

●室岡克孝さん凧の制作・フォトカイト 

■第3回「日藝ID-OBデザインフォーラム&懇親会」の報告と御礼(11/27/2005)

「女性デザイナーの聞く」というテーマで講演(フリートーク)と懇親会を取り壊しの始まっている江古田校舎小講堂で開催しました。当日は在校生も交え65名の参加がありました。講演者は桑原葉子さん、増子瑞穂さん、高橋愛子さんにお願いしていたのですが、当日、石澤(旧姓:中嶋)志保さんが飛び入りでステージに上り、にぎやかな講演になりました。
フォーラムは既にお知らせしてあるイントロ自己紹介からはじまり、社会や企業での活躍の話から在学中の軽井沢セミナーの裏話まで多岐にわたるお話が聞け、女子学生はじめ在校生は興味深げに聞き入っていました。進行役も途中より馬場先生から司会・レポーターが「本職」の増子さんにバトンタッチして活気のある講演になりました。 
桑原さんからは、まだ数少ない女性デザイナーの就職について、増子さんはTV番組を企画する面白さ、高橋さんは企業内の女性デザイナーの話、石澤さんは海外企業の特殊性と転職について、、、と夫々熱く語っていただきました。そして最終的には「今の女性は元気だ・・・っ」が結論だったようです。 

フォーラム後、学生食堂での懇親会は参加された卒業生からの自己紹介を行い交流を深めました。卒業生を中心にした輪がいくつもできて話がはずんでいました。終了後、江古田の街で二次会があったようです。お子さんを同伴した卒業生が2名来られ、嬉しく思いました。(次回から「託児所」を考えなくては?) 
3月で江古田校舎の学生食堂も取り壊されます。ID-OB会も会場から検討しなくてはなりません。 

出席参加された皆様ありがとうございました。
また、こころよく講演を引き受けていただいた講演者の方々、本当にありがとうございました。
尚、当日の参加費は遠方より多くの方々の参加もあり幹事で再度検討し、赤字覚悟で
●卒業生:¥3000- ●学生:¥500-とさせて頂きました事をご報告させて頂きます。

では、当日の様子をご覧下さい。                  <代表幹事 林 勉>

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●左より司会:馬場先生。講師:増子さん/桑原さん/石澤さん/高橋さん。手前は桑原さん持参の靴作品

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●講演者を紹介する馬場先生 image
●作品スライドを説明する高橋さん
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●日芸生の特徴を語る石澤さん image
●持参の靴を前に語る桑原さん
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●番組企画もモノ作りも同じと,増子さん image
●NHKで放送された番組(増子)一部を紹介
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●高橋さん持参の新型蛍光灯を見るOB image
●熱心に耳を傾ける参加者
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●講演者も他の講演者の話に集中 image
●学食での懇親会スタート。乾杯!
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●フェアレディZの話を聞く学生達 image
●OB同士も旧交を暖めました
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●靴デザインを更に詳しく聞く学生達 image
●再会を喜ぶ同期生達
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●ソニー・デザイナーの話を聞く学生達 image
●実社会を語る先輩達(この後二次会へ)
★ここに当日参加者の感想の一部をご紹介します。ご一読頂ければ幸いです。

●今回みたいに女性の先輩がたんくさんいると話が聴きやすいし企業での話しもき
 けるので来年もきて欲しいです。とても楽しかった。(学生)
●女性に聴くのがすごく楽しかった!本音が聞けたしオープンで素敵でした。
 生活雑貨、家電、空間などをやっている人の話も聴きたいです。(学生)
●気になっている会社のデザイナーさんがきていてよかった。
 歳の近いデザイナーさんがくるともっといいな。(学生)
●現役の人の話が聴きたかった。よい刺激になりました。(学生)
●女性デザイナーの第2弾希望!!(学生) 
●現在IDとは違う職についている人の話をききたい。(学生)
●貴重なお話が伺えてよかったです。講師の方同士で対談が盛り上がれる雰囲気だっ
 たのでお仕事の話も少し身近に感じられました。ありがとうございました。(学生)
●初代Zをつくった松尾さんの話がきけてよかった。(学生)
●松尾さんの学生時代の製作のことや、日産に入ってからの開発について聞けて自分
 のためになりました。(学生)
●全く新しいモノを開発し知的所有権をとることについてききたいです。(学生)
●家電、オーディオで活躍している人をよんで欲しい。(学生)
●家具、文具、福祉関係の人の話しが聞きたい。ブラウン等の話が聴きたい。(学生)
●フリーランスデザイナーのお話しをもっとききたい。(学生)
●もっと若い人と話せる機会をつくってほしい。(学生)
●先輩達の貴重な話がきけて大変参考になりました。参加してよかったです!(学生)

●女性の元気を貰いました。21世紀はまさに女性です。日芸の仕掛けもなかなかで
 すね。次回もよろしく元気企画をください。OBはみな喋りたくて進行はたいへんで
 すね。学生は刺激がとても強かったとおもいます。(卒業生)
●「フォーラム&懇親会」は大成功だったと思います。
 複数のスピーカーによる本来のフォーラム形式が、「女性複数の強み」から?
 本当のホンネが飛び出してきて、楽しかったと思います。
 3回を数える「フォーラム&懇親会」で少し気掛りは、第1回が5月、第2回が7月、
 今回が11月、と開催ピッチが徐々に延びていることです。
 幹事の皆さんのご苦労がしのばれるのですが、可能であれば「開催月」を予め設定し
 ておくほうが、やがて「立ち消え」にしないためにもいいのでは、と思うのですが。
 (卒業生)
●楽しい一時をありがとうございました。(卒業生)
●昨日は、お招き頂き色々有難うございました。30年ぶりに日芸のOB会に参加させ
 て頂き、母校は故郷に帰った感じがあって本当に良いですね、仲間の愛を感じます。
 お招き頂き心から感謝致します。今後とも宜しくお願いします。(卒業生)
●ご苦労さまでした。昨日は後輩に会えたり楽しく過ごしました。
 フォーラムでは日芸生に対してのコメントや大学の意義などについての時間が多く、
 もっと個人の仕事に対する思いや仕事環境での苦労などが聞きたかった。
 しかし、懇親会の席で半分のパネラーの 人には聞けましたが……..。
 いつもあまり外に出ないので、色々なデザイナーに会える機会として活用して いるの
 で、これからも続けてください。(卒業生)
●工業デザイナーとは物を作っていく仕事です。
 どうしてもそのプロセスと結果から、地球環境への負担は大きくなってしまいます。
 多分、この課題は授業でやっているとは思いますが、これからの未来のクリエーター
 の卵には、ほんとに期待しているので、そのすばらしい想像力の力になってあげられ
 るような企画があるといいですね。
 それと、日本の美は世界は本当にすばらしいので、若いうちにたくさんいいものを見
 る機会を持って欲しいです。
 つい若い時は外国のデザインばかり、勉強しようと思うのですが、漆塗りの本当の美
 しい物や、職人の作り出す線の美しさ、手仕事の素晴らしさを学んでもらいたいです。
 最近はパソコンで作品にしていくことが多いと思います。でも、パソコンで描く線は
 最低です。手書きの線の良さは、マウスでは、”絶対”できないんです。
 私の仕事のポリシーは、”手書きの線の美しさをプロダクトにそのまま生かす”こと
 です。そのためには本当にいいものを見てると、描ける線の可能性が広がると思うん
 です。(卒業生)
★この他にも多くのご感想ご意見を頂き誠にありがとうございした。
 是非、次回の参考にさせて頂きたいと存じます。

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