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『シンガポール駐在日記』 松坂洋三(S53年度卒)ソニー デザインセンター アジア こんにちは。1979年卒の松坂洋三です。1979年はソニーからウォークマンが発売された記念の年で、社会人になりたての初夏でしたが、渋谷のJRのホームに貼られたウォークマンの巨大なポスターが記憶にあります。当時、他社のデザイン部門に就職した私は新人研修中で、数カ月後には大ヒットになったのを羨ましく見ていた記憶があります。そういう意味で随分後になりますが中途でソニーに入社し、ウォークマンのカテゴリーを担当させていただいた時は、正直、重責感がありました。 現在、私の所属はSony Marketing Asia Pacific Pte Ltd./Design Center Asia(通称は、SMAP/DCA)です。シンガポールの郊外のジュロンイーストのビジネスパーク内にあります。こちらに来て一年と2ヵ月が過ぎました。私にとっては、この一年は初めての海外赴任ということもあり実にさまざまな経験をさせていただきました。 ここのミッションはこの地域のビジネスを推進する販社の場所にオフィスを置いているということで、ふたつの側面があます。ひとつは、SMAP/DCAとしてこのエリアのビジネスに貢献するために、商品のデザインからセールスのプロデュースまで一貫してサポートすること、もう一つは、本社クリエーティブセンターの出先として、「SONY(エスオーエヌワイ)」のブランディングの推進をソニーのデザイナーという強力なソリューションをもって向上させていくかということです。デザインセンターアジアは少数ですが上記のようなファンクションを目指しています。 私自身の主な仕事は、離れ小島にならないように本社の動きを理解し伝える事、東京からの仕事と現地起案のプロジェクトのダイレクションとデザイナーのアウトプットの質をいかに高くするか、「Sony Design」の目指す方向をいかに現地に啓蒙するかであります。一方、マネジメントの面では、デザイナーにモチベーションの上がる環境を揃えるか、また東京では出来ないことをデザイナーが実現するためにサポートする事だと思っています。しかし、独立したP/Lを運営している関係で自らデザイン業務も行っています。 ところで、シンガポールは海外で生活する国の中では最も生活するのに不自由が少ないといえるでしょう。国 (淡路島と同レベルの規模ですから島といった感じですが)の端から端まで車で30分程度で行けてしまうというコンパクトな国です。しかし、民族はバラエティーに富んでいてガイドブックによると中国系77%、マ レー系14%、インド、パキスタン系7% その他2%だそうです。シンガポール人口304万人のうち日本人は、2万5千位と聞きま すので1%近くも占めています。休日は子供の参加する日本人会ソフトボール部に付き添ったり参加したり、またショッピングやおいしい中華など地元では味と安さで有名な店をまわったりしています。食事は外食、食材ともに豊富です。一ヵ月程前にスウェーデンで働く仲間が打ち合わせでシンガポールに来た時に郷土料理店に行っ たのですが「納豆」に涙を流していました。私は、かつて、出張ベースでは何度かシンガポールに訪れた事がありますが、やはり生活してみて見えてくるというか、色んな事が見えて来ました。とくに感じたのはシンガポールでは、車の運転のレベルがちょっとよろしく無いことでしょうか。車の登録台数の規制で数は少なく東京にくらべ ると運転が楽ですが、まず、ほとんどの車がウインカーを出してくれません。たまにウインカーを出していたかとおもうといつまでも出しっ放しで「おいおい」という感じです。 こんな感じですが、誠意一杯こちらでの仕事を全うするつもりです。シンガポールに寄られた際は御連絡ください。何かお役に立てれば幸いです。 ところで、明日(9月9日)から、出張で久しぶりに日本に行きます。うまいラーメンを食べるぞ〜。 (家族には申し訳ないが) 尚、作品紹介ですが、現在は専らマネジメントの比重高く最終の商品デザインまでタッチすることが困難になってきております、、、。最近というか、デザイン完了したのは3年前になってしまいましたが、一つ紹介します。 写真はインターネット博覧会のページ/http://www.sony.co.jp/Fun/SonyDesign/ では。 Yozo Matsuzaka |